「とにかく今年はゲンが悪い！」公私とも釣りの方もイマイチ乗り切らない毎日が続いている。
こんな悪い流れをなんとか断ち切りたいと思っていた。
そんな中、マダイの大物を狙いたいｈｅｄａｉさんと大マダイの夢へ向かって今年も奈留島への釣行を決行！
ただ、時期が７月１８日〜２１日と時期が遅めであるのと７月にはいってたいした雨も降らせず
梅雨があけてしまったのが気がかりだった。
７月１７日午後９時に尼崎市のサワムラでエサを受け取り長崎へ出発。
片道７００キロほどのロングドライブである。奈留島へは今年で３年連続の釣行。
なんとなく田舎への里帰りのような気分でさえある。
道中２人でとらぬタヌキのマダイ激釣の夢をふくらませていた。
７月１８日午前６時にはフェリー乗り場に到着。
昨年釣行して以降に長崎自動車道から長崎市内に直接入る有料道路ができており、
楽にアクセスができるようになっていた。
７月１８日〜１９日
そして午前８時にフェリー出航いよいよ奈留島へ向かう。
深夜の疲れをとるためしばし就寝。途中福江島で車を入れ替え１２時４０分ころになる島へ着く。
つけば相変わらずの島の様子。自分の田舎についたような気分になる。
今年は民宿でお世話になった。実は初めて奈留島へ釣行したときにもお世話になった民宿である。
久々であったが懐かしい感じがする。
民宿で荷物を整理し、午後２時半には昼釣りをしようと奈木の防波堤へ行く。
私は一宮サーフのまるそうさんのお勧めもあって、引き釣りでカワハギの大物を狙う手はずである。
ｈｅｄａｉさんは手持ち竿でカワハギ、置き竿でヒラメ狙いのイワシを投げる。
初めて早々ｈｅｄａｉさんが竿を曲げる。誘いをかけたときにあたったらしい。
上がってきたのは５０オーバーのエソ。エソではあるが堂々の大物、初めからいきなりかまされた。
それをみているとこちらにもあたり。しかし、３０cm弱のイラであった。
実はエソの大物があいている私にはｈｅｄａｉさんのエソはあまりに魅力的。
私もイワシをつけた置き竿を出す。
そうこうしていると干潮の返しで潮が変わる。
このときにカワハギがポロポロと釣れたが型が小さい。
これ以降たいした釣果もなく４時半には終了。
民宿に戻って早めも夕飯をとる。６時前には夜釣りのため民宿を出発。
一発目はとにかく大物がほしいので、昨年マダイの大型がでた夏井新波止へ。
２人並んでの竿出しとした。
私はしつこくカワハギ狙いでの竿出しでスタート。
エサトリも少なめで釣りやすい。
イソベラやトラハゼに邪魔されながらなんとか７時前にカワハギの２６cmをゲット。
これ以降は続かなかった。この時期夜８時頃が日没の奈留島。いよいよ期待も膨らんでくる。
ところが！エサトリも少ないがアタリがまったくでない。
そのまま１０時過ぎには一旦納竿する。民宿にもどって作戦会議。
何でアタリがでない？？そういえば会長は奈留島は雨がふらないとつれんといっていたな。。
朝方は２人べつの場所でと、私は松山港手前の漁港波止。
hedaiさんはヘリポート対岸で竿出しすることにした。
一旦休憩して午前２時に出発。
私が入った波止は以前マダイが大爆発したことがあったがここのところはナリを潜めている？
しかし、５０オーバーのマダイがなんとしてほしい私には魅力的なつり場である。
午前３時にはすべての竿を出し終える。３時半待望のあたり。
大あわせをすると重量感と頭を振る手ごたえがある。
ようやくきたかとあげると４０オーバーのマダイ。しかし、よくみていると病気にかかったマダイだ。
ここにきても調子が狂う。。３０分後またもあたり。大あわせをかますと重々しい引きがある。
しかも頭を振る手ごたえがある。これはデカイぞと慎重にまきとる。寄せてくると底へつっこんでくる。
これは・・・やってしもうたか？と思った瞬間手ごたえがなくなった。。
「え〜っ、なんでやねん！」しばし呆然としてしまった。
それから打ち返すもあたりがなく午前５時過ぎに夜明けをむかえてしまった。
その間、ｈｅｄａｉさんの方は午前３時に４０オーバーと５０オーバーのマダイをそれぞれ１尾づつゲット。
午前４時頃に強烈なアタリがあったが乗らずの状況。（多分ヘダイか？）
その後矢神の波止へカワハギ狙いで。しかし、カワハギの数が少なく、しかも型が小さい。
そんななかｈｅｄａｉさんがカワハギの２９cmをゲットした。
私のほうはオキエソの４０オーバー。。えらい違いである。
午前８時には民宿へもどって朝食＆魚拓とり。とりあえず大物がつれてホッとした。
７月１９日〜２０日
夕方まで休憩し、夕食前に大串漁港へカワハギ狙い。
意外にシモリ＆ロープが多くなげられるところが限られる。
ここでもｈｅｄａｉさんが２７cmのカワハギゲット。私の方は寸足らず。。
ここで仕掛けの違いを確認。翌朝のカワハギ釣りの参考とする。
夕食後、朝に調子がよかったヘリポート対岸へ釣行。
このあたりで気づいたのだが、どうやら雨がたいして降っていないせいで、
真水がらみのポイントでしかつれない模様。
水深もあまりないポイントであるが２人でいっしょにならんで竿だしすることにした。
夕方まで間違ってつれるキスを狙ってアオムシをつけて遠投。
置き竿にしてしばらくすると強烈なあたり。
もしかして、やってしまったか〜っとあわせると重量感と時々強烈にしめこむ引き。
マダイ？チヌ？とキス狙いの小針を気にしながら慎重にまくと４０cmたらずのヘダイがあがってきた。
これに気をよくして打ち返すがそれきりであった。
日もくれかけてきたので夜釣りの準備。朝の釣果が頭にあるので２人ともやる気満々である。
が！またもあたらない。昨年は上げのときでもつれたはずだが今年はなぜかあたらない。
私が９時半ころにマダイの４０cm弱をゲットしただけで、半夜が終わってしまった。
これはイカン！と民宿にもどって作戦会議。どうやら今年は朝にしかアタらないらしい。
ある人からきいたが九州は満潮から下げのときがいいらしい。
そういえばハゼクチを釣りにいったときは下げでしかつれなかったことを思い出す。
会議の結果、私は状況確認をふくめて松山漁港へ、
ｈｅｄａiさんはもう一度ヘリポート対岸で午前２時から竿だしとする。
開始からエサトリはいないが魚もいないという状況が続く。
午前４時にｈｅｄａｉさんに状況を聞くと「ようつれてるで！」と淡々とうれしい声での報告。
しかし、「こっちはあきませんわ〜」とショボンと答える。
ポイントを少しづつずらしていき、午前５時過ぎにたいしたあたりもなく
４５ｃｍクラスのマダイがようやくつれて終了。
ｈｅｄａｉさんを迎えに行き、奈木へ向かう。密かに５０オーバーのエソを狙いにいく。
最初からイワシを投げつつ、カワハギの竿も出す。開始早々ｈｅｄａｉさんの竿にあたり！
もしかして。。と思っていると５０には届かないが４５ｃｍを超えるエソが上がってきた。
ここまでつれないとエソの大物でさえうらやましく思えてくる。
その後私には２３cmほどのカワハギが数枚あがっただけで終わってしまった。
民宿に戻って休憩＆作戦会議。２人とも大マダイを狙ってきたが、
時期をはずしているとはいえこのままで帰れない。
ただいまのところ釣れているところがキスの実績がある場所に限られている。
しかも、夕方の上げ潮時にはほとんど釣れない。
結果、私は松山の手前にある漁港波止、ｈｅｄａｉさんは迷ったあげく、
一発にかけて夏井新波止へ行くことにした。
７月２０日〜２１日
民宿の都合で午後４時には夕食。午後５時から出発した。
まずは矢神の波止へカワハギを。しかし、やはりつれても２３cmほどばかりである。
３０分ほどしたときに私の竿に強烈なあたりが出る。あきらかにオキエソとかの類でない。
エイ？とも思ったが巻き上げる時に針が抜けてしまった。５分ほどするとｈｅｄａｉさんの竿が飛ぶ！
あわせようとしたがすでに高切れしていた。正体不明の大物はなんだったのか？
ただ大物づいてきたとプラスに考え、夜釣りへ向かう。
赤い夕暮れのなか最後の夜釣り。なんとか５０オーバーのマダイをと打ち返す。。。。。。
が、エサトリもいない、魚もいない状況。
午後９時過ぎにhedaiさんに状況を聞くとマダイ25cm1匹と餌取のフエフキの子がたくさん釣れたとのこと。
本命のアタリ1回（おそらくマダイかヘダイ）あったが、ドラグが出た瞬間に、弱っていたのか
3号道糸が切れたと残念がっていた。
ところで、ｈｅｄａｉさんが地元のおじさんと話しているときに
「4日前に旧波止を延長する為に石を入れていたよ」と聞いていた。
奈留島のポイントも刻々と変化していることを感じた。
大物は何もつれないまま終了。
休憩後、場所替え。本当に最後のマダイ狙いである。
私の方はヘリポート対岸へ、hedaiさんは松山漁港波止へ行く。
昨日、ｈｅｄａｉさんが爆発していているので釣り荒れが気になるが、
おこぼれはあるだろうと入る。遠投と聞いていたので底をさぐりつつせめて行く。
攻めて攻めて攻めて午後４時過ぎにアタリ！やっぱりツキが残っていたとあわせると手ごたえが軽い。
しかし、マダイのような手ごたえがある。
Ａランクぐらいかな？とあげてくると確かにＡランクのマダイであったが、
なんとこれも病気のマダイ（大汗）片目がクサリおちそうな状況だった。
本当に最後までゲンの悪い状況は変わらない。これを最後に夜が明けてしまった。
この間ｈｅｄａｉさんのほうは何もなし。最悪な夜釣りとなってしまった。
ｈｅｄａｉさんを午前６時前に迎えに行き、再度矢神へ。
ただｈｅｄａｉさんは疲れたと矢神の波止に近い道端から昼寝ついでに竿をだすとのこと。
私一人で竿を２本持って波止へ行く。
開始早々３５ｃｍのオキエソ。そのあともパラパラとオキエソは釣れる。
ところがカワハギがまったく釣れない。
本当に今年はどうなっているんだろうか？その後もあちこち探っていると、
置き竿にしていた竿に大きなあたり。？？と巻き上げてくると２６ｃｍのベラ！
これは思ってもない釣果でうれしくなる。
そういえば去年の最終日にもベラをつったな〜と思い出す。
さらに打ち返してしていると竿が飛んだ！
昨日のことを思い出しつつ大あわせするがすっぽ抜け。
あげて見るとエサは中途半端に食われていた。
乗っているときならこんなときでもあがるものだがと思いつつ、
気持ちを改めて投げるがあたりもなくなってきたので午前８時に終了。
民宿にもどって早々に魚拓とり＆朝食。今回は時間もあったので、
風呂代わりに海水浴もしてしまいました（笑）
地元の子供たちも夏休みが始まったばかりで波止からダイブ！
思い思いに楽しんでいます。田舎の風景の一つなんですが、
微笑ましさと今の街の子供たちがなくしてしまった学年を超えた一体感を感じてしまいました。
旅の終わり
午後１２時５０分、奈留島からフェリーが出航していきます。
今回釣行としてははっきりいって失敗であったと思いますが、
私にとっては田舎へ帰ってゆっくりしたような気分で、帰りには寂しさもありました。
今年も大マダイを夢見ての釣行でしたが、夢へと消えてしまいました。５０オーバーのマダイ釣てぇ〜！
