鳴門だ！ポンだ！（平成17年12月23日　岡崎海岸）

最近は週末になると寒波が来る。
我々サラリーマンは月曜日から金曜日まで得意先の暴言に耐え、上司の拷問に耐え、
ただ、ただ、楽しい週末を夢見て地獄の一週間を乗り切っているのに・・・
週末に釣りに行けなければ、月・月・火・水・木・金・金　状態である。
こうなれば、道路が凍っていようと、海が荒れて竿が暴風で飛ばされようと、
強行突破だ！行くぞ！釣りに！

同行者はテッチャンと来年からクラブに入る次男のシュン。
テッチャンは積雪が多い神崎郡に住んでいるため深夜の移動は危険と思い、
前日から我が家に泊まってもらった。
ささやかな酒盛りをしたあと４時間ほど就眠し午前４時に出発。
エサはいつもの三平で「おっちゃん、マムシ３千円」。
するとシュンがすかさず「おっちゃん、ぼくはマムシ２千円」。
・・・おいおい（汗）「おまえは青虫千円で十分じゃー！」と今更言えず
泣く泣く支払い。そうか、今後はエサ代も２倍になる。
来年は遠征に行けないな・・・と思った。

行きの明石フェリーはよく揺れた。
車の中に居ると吐きそうになったので客室に上がる。
テレビは１０チャンネルで「ゲツキン」をやっていた。
実はこのゲツキンの女子アナ森若さんは、私のいとこである。
テッチャンは「えーおなごやな〜」を連発しているが、
私の方は血が通っているせいか、そうゆう感情は皆無である。
ただ早く読売の看板アナウンサーになって欲しいと思い、
毎朝、家族で「がっちゃて〜ん」を唱和し応援している。

前置きが長いが、大した釣果じゃないため・・・です。

午前７時に到着した釣場は鳴門の岡崎。
Ｔ字波止には誰もいなかったが、東側の橋脚が折れ倒壊していた。
東側にアイナメの巣があったのに・・・残念だがこの状態では狙えない。
やむおえず実績が無いが釣場の広い西側に私とシュンが入り、
ポイントがずれているが、実績がある東側にテッチャンが入った。

干潮の潮止まりから上げに転じた時、
シュンが軟竿を折れるほど曲げて１ｋｇ級のマダコを釣り上げた。
親父は「今晩はタコ焼きやー！」と大喜びだが、
本人は不満顔である。「４０ｃｍオーバーのカレイかと思った」と、のたまう。
さすが、来年から全日本サーフの一員。対象魚はちゃんと把握してまんな〜。

続いてテッチャンが「うお〜！釣れたぞ〜」と大声を出しながら
３４ｃｍのポン（アイナメ）を抜き上げる。
（ここのところ、テッチャンは好調で先々週も家島で３３ｃｍのマコカレイ
　を釣っている。）

両方ともに１０ｍ以内のド近投。アイナメはかなり近くに居るようである。

その後、潮が飛んでいる時間帯は暇なのでシュンにキャスティングの指南。
飛距離は３色ぐらいで何とか合格。問題は右に飛ぶ癖を直すこと。
竿の振り方と指を離すタイミングの調整が必要です。

午後１時、満潮の潮止まり。
一人だけ魚が釣れなかった私にも待望のアタリが出た。
抜き上げたアイナメは３２ｃｍの良型。（嬉しい）

その後、真下狙いでシュンが小型のアイナメを５匹釣り上げ、
今晩のおかずは十分に確保できた。（アイナメの刺身とから揚げ、タコの天ぷら）

雨が降ってきたため、午後４時に納竿した。

今回は会長から頂いた防寒服の運試しを兼ねていたが、
さすがは会長の防寒服！きっちりとランクものが釣れました。
（問題は色合いのせいか？少々太目に見えることですね）

最後に、
交通費トータル１万２千円だが、優しいテッチャンは２で割ってくれました。
ありがとうテッチャン。また釣りに行こうね。