和田宮サーフさん主宰『坂井杯』参戦記

6月3日行われた和田宮サーフさん主宰の坂井杯にtabo兄貴と2人で参加させて頂いた。
釣り場は淡路島全域で0時スタートである。

今回の同行者は兄貴の他に和田宮サーフのＩ橋氏、Ｍ倉氏の4人。
釣り場は南あわじ市の阿万周辺に入る事に。

神戸に9時に集合後、チロリ　イチヨセ等をたっぷり仕入れ出発。
到着は11時過ぎ、兄貴とＩ橋氏、Ｍ倉氏と私の2組に分かれて少しはなれたポイントへ。
仕掛けの準備をすませしばし談笑。

このＭ倉氏、ゴールデンウィークに一緒に岩手へ遠征し61.4ｃｍの協会記録？
のアイナメを横で釣ってくれた若きツワモノ。今日は何をやってくれるのか。
0時になるのを待って期待を込めて第一投。

4本の竿をそれぞれの方向に投入するもしばらくは音無し。
時々エンピツアナゴとフグが上がるくらいでまったりタイムが過ぎて行く。
兄貴、Ｉ橋氏の所へ見に行こうかと何度か考えたが遠いので断念、電話で状況を聞くが
大差無い様子。

2時前頃にＭ倉氏にＡランクのチヌが来たが後が続かない。
あまりの退屈さに耐えかねて兄貴＆Ｉ橋氏の釣座へ。
するとＩ橋氏が竿を曲げている。

結構な締め込みをかわし兄貴の差し出す玉網に収まったのは綺麗なピンクのマダイ40ｃｍ。
今までまったく釣れなかったのに私が行ったらいきなりマダイ。
「俺は福の神か！」とぼやきながらトボトボ自分の釣座へ。

すると1本の竿に小さなアタリ、聞いてみるとかすかな重み。
どうせエンピツアナゴだろうと巻き上げてみると何と28ｃｍオーバーのキス。

ようやく審査提出の権利が出来やれやれ。
数分後、かすかなドラグ音。
様子を見ながら送り込んでやるとスルスルと糸が。

「ドリャ〜」と大あわせ。乗った！。
直感的にそこそこの魚と思いテトラ最前列へ。
締め込みは大した事は無いが重量感はたっぷり。

今日はキスがメインと言う事でやばいかなと思いながらも針14号、昨年同時期Ｃランク
のチヌを上げると同時に針が延びた事が2回続いたので心配だったがキスを優先したので
仕方が無い。

幸い根の無い釣座だったのでゆっくり寄せて来て最後はＭ倉氏にタモ入れをお願いして
フィニッシュ。
予想通りのチヌで検寸すると52ｃｍを超えている。

今、兵庫協会はチヌ、スズキの魚拓ダービーの真っ只中、今日の対象魚では無いが嬉しい
1匹だ。
ジアイだったようで直後にＭ倉氏のドラグが強烈に唸りを上げ上がってきたのはこれも良
型のマダイ45ｃｍ。
Tabo兄貴も同じような時間にアタリが有りキス26.9ｃｍをＧＥＴ。

その後はたいした魚は上がらず夜明けを向かえＭ倉氏が20ｃｍオーバーの良型キューセン
を7〜8匹上げ9時前に納竿。
私の入った釣座では2人でキスは1匹しか出なかったが兄貴＆Ｉ橋氏の釣座では兄貴26.9
ｃｍ、Ｉ橋氏23.6ｃｍを頭に22〜23ｃｍの中型キスが2桁前後上がっていた。

28ｃｍキスでベスト5くらいには入れるかなとは思っていたが、Ｉ橋氏が和田宮サーフの
方々に電話をかけ聞いてくれたところそれ程大きなキスは上がっていないとの事。

「もしかしたら」の期待を持って検寸場へ。
ラッキーな事に淡路全体に状況は思わしく無く私のキス28.3ｃｍが優勝。
兄貴の26.9ｃｍが2位と言う事で神戸中央サーフで1位＆2位を飾る事が出来ました。

表彰式では高価な投げ竿と副賞に和田宮サーフのＫ氏が丹精込めて彫られた素晴らしい手
彫りの楯をいただきました。

投げ釣を本格的に始めて30数年、全サには入会してまだ半年少々しかたっておりませんが
大会と名の付く行事に初めて優勝させていただきました。

これも状況の良さそうな釣り場へ案内してくれた和田宮サーフのおふたりのおかげと感謝
しております。

又、勝因としましては淡路に精通されておられる和田宮サーフの主力メンバーの方々が、
主宰クラブの会員として審査に絶対に遅刻出来ないとの理由から、ほとんどの方が状況が
イマヒトツであった審査場近くの釣り場に入られた事だと思います。

『坂井杯』来年もオープン形式で開催されるとの事ですので、また是非参加させて頂きたい
と思っております。（記．菅長）