とある昼下がり
最近やたらと元気な管理人さんよりメールが来た。
「そろそろキューセンが釣れる季節　紀東へ狙いに行きませんか〜　(^_^)　」と。

最近毎週釣行しているのでたまには家族サービスや道具のメンテナンスをしようと
思っていたので断ろうと思っていたら今度は、
「金曜午後10時にエサの予約をしたので9時半に迎えに来て下さ〜い！」と。
困った人だ。

21日PM10時神戸を出発　現地には22日AM2時到着。
少し仮眠を取る事に。

夜明け前のまだ薄暗い時間　ゴソゴソと管理人さんが出掛ける気配で目が覚めたが
私はまだ眠かったので「後で行きますわー」。
すっかり明るくなったAM6時過ぎ　私も目覚め車内で缶コーヒーを飲んでいると電話が
「ジアイでっせ〜　Aランクやけど2匹来ましたよー　」
大急ぎで準備をしポイントへ向かう。
大きな石がゴロゴロしていて歩きにくい浜を歩く事約20分ようやくポイントに到着し
釣り始めたのがAM7時。



程なく管理人さん3匹目のランク物をゲット。
焦る私。
しかし管理人さんに釣れてくるのはランク物の青ベラ。
私に釣れてくるのは22〜24センチの赤ベラばかり。
そんな状態が3時間ほど続いた後の10時頃やっと私にも26センチの青ベラが釣れてくれた。



直後　そんな私をあざ笑う？かのように管理人さん4匹目ゲット。



その頃より風が強くなり始め昼くらいには強風になって来た。
海がざわついてきたので荷物を高い場所へ移動して釣り続行。
1時頃にはエサ替えをしようとしていた私の膝下まで洗うような大波が一発。

後にも先にも足元を洗うような大波は1回だけだったがやや低い所（それでも高場）に
置いていた実釣に必要なクーラーや竿＆リールが一気に流された。

とっさの管理人さんの判断で竿＆リールは全て回収出来たがクーラー(エサ、食料、飲料水
そして何より大事な釣果が入っている)や小物がプカプカ流されて行ってしまった。
管理人さんにエサを少し分けてもらい釣りを続けたが強風でアタリもなく何よりすっかり
テンションが下がってしまったのでPM2時頃納竿。　
帰路は30分ほどかかり車まで戻った。

ここで一旦休憩。
熊野市街地に入りゆっくり昼食　コンビニでの買い出しを済ませPM5時頃2回戦のマダイ
ポイントへ入る。
午後7時が干底なので7〜8時頃が勝負と見てゆっくり準備。
車内のエサ用クーラーに残していて波にさらわれる難を逃れた夜釣り用のエサで再開。
6時過ぎ　ドラグから「チリチリ」と少しづつ糸が出て行くアタリが出た。
ベールを起こし糸を送り出すが人が歩くよりゆっくりしたようなスピードでしか出て行かない。
少しして「スーッ」と糸がでたので一呼吸送り込んで軽く合わせる。
一瞬魚の手ごたえを感じるがすぐにスッポ抜け。
「エ〜、あれで合わないの？」

次のアタリは干底から満ちに変わった7時過ぎ、
竿先を1〜2ｃｍ押さえ込む小さなアタリ。
すぐに糸を送り込むがやはりゆっくりとしたスピードでしか出て行かない。
先ほどの事があるのでじっくり食い込みを待つ。
1〜2分送り込んだ後一気に糸が走った。
「今だ！」と合わせを入れるとドカンと言う感じで乗った。
そこからは久しぶりに味わう強烈な引き。

喰ったのが遠投ポイントなのであせらずやや強引に寄せにかかる。
（養殖イカダが多数有ったのでロープなどの障害物が恐かった）
真鯛特有の首振りはあまり感じなかったが沖へ沖へとグイグイ締め込む。
最初はひとりで取り込むつもりだったが手ごたえからそこそこの大物と確信したので
大声で少し離れたところにいる管理人さんに応援を頼む。
やがて水面下にヒラを打つ大きなマダイが見えてきた。
水面に浮かせ管理人さんの差し出すタモへ。
一目でDランクと分かる大型マダイ。
早速メジャーをあてると約70ｃｍ弱（拓寸70.0ｃｍジャスト）
久しぶりに味わう心地よい達成感、最高です！！





その後もあと1匹とふたりで打ち返しを続けるが典型的な一発場なのか大物はおろか
エサ取りのアタリすら全く無い状態が続く。
前夜自宅を出発して丸一日。
当初からの予定通りPM9時納竿。
残念ながら管理人さんにはアタリは有りませんでした。

昼間のキューセン狙いでは散々でしたが第2ラウンドで一矢報いる事ができました。
狙いの大型マダイを釣る事が出来　喜びもひとしおです。

「来週も来たろか！」と思いましたが来週、再来週と大会が続きます。
次回は3週間後か(^^♪