１１月１２日、愛媛県の伊方町に日帰り釣行に行ってきた。
同行者はクラブ員の隊長と大山元さん。

狙いはカワハギと１１月からシーズンインするアマダイである。
大山元さんは赤坂のジャリ浜、私はそこから５０ｍほど湾口の高台、
隊長は赤灯台の波止にそれぞれ釣り座をかまえ午前５時から釣りを開始。

この場所で、前々週の１０月２９日、家族旅行のついでに朝方２時間ほど竿を出したのだが、
２８ｃｍを頭に２５ｃｍ前後が６枚と好釣果を得た。
（ここのカワハギは痩せていると言われるが、ほとんどがキモを持っておりパンパンに良く
　肥えた魚体であった。）

ところが今日は前回と違ってアタリが少ない。
朝まずめに２３ｃｍほどのカワハギが１匹のみ。
竿を持っていかれるアタリが１回あったが針にのらず・・・
小さなアタリを拾って、やっと２７ｃｍを釣り上げるがガリガリに痩せている。



あまりにも暇で、夜間走行の疲れもあって午前１０頃から寝てしまった。

目覚めたのは午後２時頃。
腹が減ったのでフェリー乗り場まで歩き、サザエ飯とジャコ天を買ってきた。

大山元さんの様子を見に行くと、意外と一生懸命釣っている。
クーラーの中を見せてもらってビックリ！！
カワハギの２０〜２５ｃｍが３０匹。ガシラも同寸を１０匹ほど。
クーラー満タンである。

「遊んでいる場合ではない」と慌てて自分の釣り座に戻り、釣りを再開するが、
私の前には魚が居ないようである。
（この時点でカワハギ２３〜２７ｃｍ５匹の貧果）

思い切って釣り場を移動することに。

みんなさん良く釣っている磯である。
昨年ここで釣っていたとき、地元のサーフの方が来られ詳しくポイントを教えてくれた。

カワハギは海に向かって左側。
縦に走るカケアガリがあり、その付近がポイント。
エソとアマダイは正面の白い建物の方向でかなりの大物が釣れるそうだ。

正面に投げた仕掛けを巻いていると、ぐっと重くなり３６ｃｍのエソが釣れた。

左側に投げた竿にはお言葉通り、２５ｃｍのカワハギが釣れた。

しかし、それっきりアタリは途絶え、エサも取られない状態が続く。

日は傾き、暗くなりかけた午後５時頃。
ラスト一投と決めて、正面の白い建物に向けてフル遠投。

海に背を向けて、ごそごそと片付けを始めた。

「今日はよ〜遊んだな〜。来週は仕事頑張ろう。」
「はあ〜、釣れんかったな〜。」

と一人ぼやいていると・・・

ギャー・ギャーと甲高いドラグ音が！！
竿先がバンバンと叩かれている。

「もしかして？　ア・マ・ダ・イが食いついた？？」

ぐいっと合わせて一気巻き、したかったが針はカワハギ狙いのスピニングB１３号。
無理をすれば外れてしまう。
せっかく食いついてくれたアマダイ、逃がす訳にはいかない。
軽くドラグを緩めて、いなしながら少しずつ寄せてくる。
水面を割ってピンク色の魚体が浮いてきた。

「シロアマダイや！！」
そのままジャリ浜にずり上げ、ガッツポーズ。
５０ｃｍを超えるＧｏｏｄサイズだ。

隊長と大山元さんにメールを入れると、大山元さんが写真を撮りに来てくれた。
放心状態の私に代わって、「この魚は美味いですよ〜」と魚を〆て血抜きもしてくれた。
（大山元さん、ありがとう）



車に戻り、改めてサイズを測ってみると、クラブ記録を更新できそうなサイズ。

翌日、隊長に綺麗な魚拓を取ってもらった。
（隊長いつもありがとうございます。）

今月末のクラブ運営委員会で承認してもらう予定である。

この魚は２日間かけて家族５人の胃を満たした。
素晴らしい味だった。また釣りたい。
（難易度の高い高級魚、なかなか釣れないよね〜。）