’03年07月30日
Report #010 兵庫協会夏期SC通信大会直前レポート
1. あれから月日は流れ…
悪夢のような惨敗を喫した'02年夏季通信大会から1年が経過…
さらに追打ちをかけて数年ぶりの3Fを味わった今年の春季SC通信大会から5ヶ月…
なぜか協会大会の直前になるとスランプに陥る私ですが、今回も例に漏れず…です。
昨年の夏季SC通信大会では投擲動作に入ったときの右腕動作にしなやかさがなく、
一度下方向へ押し込む余計な動作をしてしまっていたために、投げる度にラインがバット
ガイドに巻き付きまともに投げられる状態ではありませんでした。
そして今年の春季SC通信大会では腰のキレがなく、投げたシンカーはすべてコート右
サイドラインよりはるか外側へ飛んでしまい、無念の3F失格となってしまったのでした。
2. スランプからの脱出…そして新たな試練
昨年の秋以降は投擲動作開始前後のフォームにゆとりを設け、特に右腕の動きにゆっ
たり感をもたせたことで、フォーム全体が大きくなりロッドのしなりも徐々に増大傾向にあ
りました。
しかし、今年の春季SC通信大会の頃からはロッドスイングの初速が上がり過ぎる状態
で、振り始めとともにロッドにシンカー荷重が乗ってくるためスイング動作の中盤には右
手の腕力が限界オーバーになってスッポ抜けていました。
そのような流れの中で、一つの改善策としてボロン系超硬調ロッドではなくやや軟らか
めのスーパーD-HZ プロスカイヤーをチョイスすることで、4月の広島協会・備後協会SC
通信大会へのオープン参加と、5月の全日本SC協会対抗戦参加でスランプ脱出の感触
を掴んだのでした。
ところが、協会対抗戦以降潜伏持病のヘルニアが1ヶ月以上も痛みを発し、この間全く
練習が出来ない日々を送ったのでした。
折角スランプ脱出の兆しが見えて来たところでの戦線離脱は、肉体的にも精神的にも
キツいものでした。
練習を再開したのは6月22日。それまでの休養期間中にイメージトレーニングした新フ
ォーム…左腕の軌道変更によりロッドをより大きく振ることを意識したフォーム…で投げ
てみました。
するとスーパーD-HZ プロスカイヤーではタイミングが合わず、またしても全投擲がコー
ト右への抜けファールになってしまいました。
そこで、やや反発が早いボロン プロスカイヤー・プロトタイプでの練習に切り替えたの
ですが、それでもタイミングは全く合わずに右抜けファールの連続…
結局新フォームはお蔵入りとなり、元のフォームで練習再開。この時すでに7月12日。
もうあとがない…
でも、新フォームをトライしたことの副産物として、タラシ長さを微調整したときのロッド
へシンカー荷重が乗ってくる感触が今まで以上に掴み易くなりました。
3. いよいよ大会直前
最終的に、夏季SC通信大会ではスーパーD-HZ プロスカイヤーで投げるか、それとも
ボロン プロスカイヤー・プロトタイプで投げるかを決めるため、両ロッドでコートセンター
へ投擲するタラシ長さやスイングスピードの調整練習を幾度となく繰り返した後、同一コ
ンディション…向い風2～3m/s…で予選的投擲を行ってみました。
結果を下表に記載しますが、飛距離ではボロンが2m優勢。コートセンターを捕らえる
信頼性でも20%差でボロン優勢という総合評価になりました。
ちなみに平均飛距離は10投した中でST種目コートのフェアゾーンに投擲できたうちの
ベスト6投で計算しています。
これらの結果より、今週末の兵庫協会夏季SC通信大会では、ボロン プロスカイヤー
・プロトタイプで2大会連続惨敗の不名誉に対するリベンジを果たしたいと思います。
|
ロッド |
スーパーD-HZ |
ボロン・プロトタイプ |
||
|
① |
165 |
正面 |
160 |
右F |
|
② |
161 |
正面 |
162 |
正面 |
|
③ |
157 |
左F |
151 |
正面 |
|
④ |
154 |
右F |
158 |
正面 |
|
⑤ |
150 |
右F |
165 |
やや右 |
|
⑥ |
160 |
やや右 |
165 |
やや右 |
|
⑦ |
160 |
正面 |
157 |
正面 |
|
⑧ |
160 |
正面 |
158 |
正面 |
|
⑨ |
156 |
正面 |
162 |
正面 |
|
⑩ |
160 |
正面 |
165 |
正面 |
|
6投平均 |
161 |
F率：30% |
163 |
F率：10% |
※赤文字は平均算出スコア
 |
 |
|
スーパーD-HZ プロスカイヤー 40-425 |
ボロン プロスカイヤー・Proto 40-425 |
ロッドはどちらもバットまでキレイにまずまず曲げ込めています。
（もう少し曲げたいところですが…）
あとはフィニッシュまで押し込むのみ！