’04年07月19日

Report　#025　　スプール対決！　

　　　　　　　　　　　　大径小勾配（PS4570） vs. 小径大勾配（Z45C）

 

1.　『Z４５�U competition』 をシミュレーション！

 

SC競技用リールではシェアNo.1を誇るダイワ・トーナメントサーフシリーズは、1987年

のデビュー以来16年間にわたり正テーパースプールの標準仕様を、エッジ径：φ58.4〜

59.5mm×ストローク：45mm／6°勾配にこだわり続けていました。

そして2004年、新たなZ45シリーズ・ニューモデルが発表されましたが、「SC競技専用

モデル」と銘打った『Z45�U competition』 ではエッジ径：φ69.0mm×ストローク：45mm

／2°勾配という特大サイズのスプールを搭載しつつ、クラス最軽量の400gを実現。ナイ

ロンラインで競うスポーツキャスティングではいまだに3051系ハイスピンダーガイドをチョイ

スする選手が多いことから、『ナイロンライン＆大口径ガイドの併用で威力を発揮。糸打ち

を低減し、パーマトラブルの頻度も減少』　との新遠投理論を提案。この理論に共感を覚

え、早速『Z45�U competition』 を手にした諸兄も多いことと思います。

実は新理論とはいえ、『Z45�U competition』 に類似したサイズ・形状のスプールは

1991年に発売された『リョービ・プロスカイヤー7スーパーノーズ4570』（以下PS450と略

称）に搭載されていました。今回はこの『PS4570』 スプールと、ダイワの長寿設計スプー

ルの最終形である『Z45C』 スプールをダイワ・トーナメントサーフZ45T改に装着して、

『大径小勾配 vs. 小径大勾配』 スプール対決！を行いつつ、『Z45�U competition』

の「飛び」をシミュレーションしてみました。

果たして、メーカーのキャッチコピー通りに、新理論スプールは飛距離アップ，トラブルレ

スに繋がったのでしょうか？