思いおこせば、10年前、会長の所へ電話を入れたのが、知り合ったきっかけでした。
名門、神戸中央サーフに入りたくて、一本の電話を入れた。
あの時の優しい言葉は今でも明確に覚えている。
また一緒に竿を出せたら行きましょうと。投魂会が今あるのも会長のおかげ・・・
サーフに入ってからは、正木！正木！どんだけどなられたことか。それもまたいい思い出。
会長の家の裏のテニスコートの横の喫茶店に良く行った。会長の大好きな場所。
そこで、良く大好きな紅茶と顔に似合わないケーキを食べ、長い時間趣味の団体とは何か。
サーフとは、常にサーフサーフ。本当に会長程サーフを愛した人はいないだろう。
彼の人生は好きな事して終われて幸せな人生だったとどっかの協会長が言ってたなぁ？
それほんまなんやろか？絶対違うと思う。連盟長になった頃、いつものようにトロをかいに来た時、
目をパチパチさせて、青白い顔をして、いかにもしんどそうだった。
もう無理したらあきまへんで！と言ったが、一言。わしがうごかな誰がすんねん！逆にどなられた。
サーフのために会社をやめ、名門中央サーフを引っ張り、また名門兵庫協会を引っ張り、
また今から名門全日本サーフを今からという時に・・・誰かの犠牲でなくなった。
誰かの・・・だからきっとまだまだしたいことは山程あったはず。今から幸せをつかむ時に・・・。
会長と良く釣りにも行った。会長の大好きな家島、また淡路のうざき、明石の一文字、
中でも一番の思い出は相生沖の君島だろうな！確か寒い寒い二月だったと思う。
あの寒い中、かけあがりをかわすのに、海の中に入り、ズームの竿を伸ばし、釣り上げた40オーバーのまこ！
あの気迫、情熱、大山氏と二人関心させられた。
そして帰りの渡船で得意の自慢、うどんを食べながらまた自慢、あのぎらぎら輝いた少年の目！
本当に投げ釣りが好きやったんやなぁ・・・会長、長い間、ご苦労さま。
まあ会長のことやから今ごろ、天国でもやってるんやろな！
また大好きなクラブ作って、大好きな会長やって、そしてなによりも大好きな、投げ釣りを・・・合掌。
[神戸投魂会 正木]