3.　フィーリング比較

 

表2　各コーティング剤の使用感

メーカー	ボナンザ	サンライン
商品名	ボナテックボンバー・投げ	パワーアップラインコート
即乾性	◎ 塗布後直ちにドライ感	△ ややベト付く感じ
滑らかさ	○ 生ラインより幾分滑らか	◎ かなりのツルツル感
滑らかさの 持続性	△ 約20投で滑らかさが低下	◎ 約40投ツルツル感が持続
スプレー拡散性	◎ 広い範囲に均一塗布可能	△ 拡散がなくスポット的
スプレー浸透性	○ ライン80m相当なら浸透	◎ スプール底糸まで浸透
撥水性	？？？ 性能不明	？？？ 性能不明

 

『ボナテックボンバー・投げ』と『パワーアップラインコート』、それぞれの対極する特徴は、

 

�@ドライ感が強い『ボナテックボンバー・投げ』に対し

ウェット感の『パワーアップラインコート』

�A持続性に欠ける『ボナテックボンバー・投げ』に対し

持続性に優れる『パワーアップラインコート』

�Bラインを巻きながら小まめな塗布を要する『ボナテックボンバー・投げ』に対し

ラインを巻き終わったスプール表面から一発塗布の『パワーアップラインコート』

 

また、程度こそ異なるものの『生ライン』よりも滑らかさを発揮する点では、両者とも性質は似ている。

 

『パワーアップラインコート』のようにベト付き感のあるコーティング剤では、砂塵や雑草カス等のダスト分がライン表面に付着し易いため、スプールに巻いたラインに直接スプレーするよりもコーティング剤を染み込ませたガーゼ等でラインを摘んで巻き取ることで、塗布量を極力少なくする工夫が必要だろう。

 

なお、『ボナテックボンバー・投げ』塗布ライン，『パワーアップラインコート』塗布ラインそれぞれの撥水性については、ウェットコンディションでのテストを行っていないため性能は不明である。