5.　総合評価

 

『生ライン』との比較結果を総合すると、

�@平均飛距離では

・『パワーアップラインコート』（フッ素系）が1.9m優位

・『ボナテックボンバー・投げ』（シリコン系）が0.9m優位

�A最長飛距離では

・『ボナテックボンバー・投げ』（シリコン系）が5.6m優位

・『パワーアップラインコート』（フッ素系）が3.5m優位

 

『ボナテックボンバー・投げ』と『パワーアップラインコート』との直接対決では、飛距離の優劣（勝敗）で3勝1敗の『パワーアップラインコート』で飛距離アップ効果が大きい。

 

まとめると、シリコン系，フッ素系ともに『生ライン』よりも飛距離アップする効果がみられたが、傾向的には追い風コンディションでの飛距離アップ効果が大きく、強い向かい風コンディションでは飛距離アップは望めなかった。

 

とりあえず、Report　#013で言い切ってしまったことが立証できて安心である。

 

今回ピックアップした2種類のラインコーティング剤のうち、『ボナテックボンバー・投げ』のパッケージにある『あ？！　1色伸びた！』 というキャッチコピーについては、大幅に誇張された宣伝文句であったが、正しくは『あ？！　竿1本分伸びた！』　といったところか？是非パッケージコピーの訂正を願いたいものである。

 

こんなふうに書くと、メーカーさんは「誰も25m飛距離アップするとは書いてない！」とか、「テスト条件（テスターの力量？）が違う！」って反論するのでしょうけど・・・