’04年06月16日

Report　#024　　オシュレーション対決！　スーパースロー　vs.　2スピード

 

1.　素朴な疑問を対決！

 

投げ専用リールのオシュレーション・システムとしては、シマノ・スーパーエアロ　チタニウ

ム（1998年発売）に搭載以来エアロシリーズ上位モデルに次々展開されている『スーパー

スロー・オシュレーション』　（別名「超密巻き」）と、シマノ・エアロキャスト9000EX（1982年

発売）以来20年以上の歴史を誇る変速綾巻き『2スピード・オシュレーション』　、そして元

祖水平巻きリョービ・プロスカイヤーシリーズや、SC競技用リールではシェアNo.1を誇る

ダイワ・トーナメントサーフシリーズが採用する、等速綾巻き『クロスラップ』　の3種類が挙

げられます。

これらオシュレーション・システムの違いによる飛距離への影響は、キャスター達の間で

いまだに「素朴な疑問」として議論されているものの、誰一人として飛距離実測した上で比

較論を展開した者はいません。

今回は、そんな「素朴な疑問」を解決するために、同一メカ&スプールでスーパースロー

と2スピードの両オシュレーション機構をラインナップする、シマノ・スーパーエアロ　XT及

びXT-SSを用いて、オシュレーション対決！を行いました。